タイトルの通り、マリッジブルーになっている男性は結婚がしたくない訳じゃありません。
むしろ逆で、誰よりも結婚がしたいんです。
大事な人とお互いに承認し合い、受容しながら色々なものを共感し共有することで、本当の意味での安心や平穏を手に入れたいんです。
結婚観というのは人によって捉え方が様々ありますが、おそらくこれはマリッジブルーになる男性に多い結婚観だと思います。
わかりやすく言うと、「結婚生活を送る中で喜怒哀楽を共にする」ということ。
そして子宝に恵まれ、子育てにも幸せを感じながら生きていく。
こんな、誰から見ても「THE幸せ」な家庭ってよくないですか?
おそらく本記事を読んでいるあなたなら「良い!」と思うはずです。
この「お互いに承認し合い、受容しながら色々なものを共感し共有する」という結婚観は、「THE幸せ」な家庭を築くのに必要であり、その結果本当の意味での安心や平穏を持って生きることができます。
つまりこの結婚観は、同時に「自分の人生を生きる上での価値観」でもあります。
これを満たす手段として結婚があります。
でもここで一つ疑問が浮かびます。
今の時代、結婚をしなくても共に人生を歩んでいる方達もいらっしゃいますよね?
じゃあ結婚しなくても「お互いに承認し合い、受容しながら色々なものを共感し共有する」ことはできるんじゃないか?
こういった疑問です。
もちろん、この疑問に対する答えはYESです。
結婚をしなくてもお互いに承認し合い、受容しながら色々なものを共感し共有して生きていくことはできます。
ただ、ここで考えてほしいのですが「お互いに承認し合い、受容しながら色々なものを共感し共有する」というのは、かなりレベルの高い大技です。
- あなたは彼女のことを承認していますか?
- 承認とは、どんな時でも彼女のありのままを受け入れるということです。
- そして逆に、彼女はあなたのことを承認していますか?
- お互いにお互いのことを受け入れていますか?
- また、同じものを見て、感じて、その感覚を共有していますか?
こんな大技を決めるには、お互いに腹を括った覚悟が必要になります。
まさに運命共同体です。
結婚とは、この覚悟をお互いに交わすことであり、ある種の契約です。
お互いに契約をして「承認し合い、受容しながら色々なものを共感し共有する」という価値観の道を正解にしていくんです。もちろん共同作業です。どちらか一方がこの想いを持っているだけでは成り立ちません。
なので、結婚をせずに人生を共に歩んでいる方々はこの契約がされていない状態です。
それが良い悪いという話ではありません。
時代から見るとまだまだ少数派の生き方で、この時代でその生き方をするには特有の困難が待っているでしょう。
だからこの生き方はこの生き方で、明確な理由が必要です。「共に人生を歩んでいくけど結婚はしない明確な理由」です。ここに対しての覚悟が必要です。
ですが少なくともぼくは、そういった理由は持ち合わせていませんし、いわゆる”普通”の結婚像に憧れを持っています。ぼくの家がそうだったからです。
そして、そのいわゆる”普通”の結婚をする上で大切なことがあります。
それがお互いに覚悟を持つということです。
覚悟が無いと「承認し合い、受容しながら色々なものを共感し共有する」という大技が決められません。
だから「結婚」にこだわりを持っています。
この「重み」があるからこそ結婚をしたいけど、この「重み」があるからこそプレッシャーに感じてマリッジブルーになってしまうんです。
冒頭で、『結婚観は同時に「自分の人生を生きる上での価値観」でもある』と書きました。
自分の価値観に素直に生きるというのは怖いものです。
否定された時、自分を全て否定されたように感じるからです。
例えばワンピースのルフィは海賊王というものに価値を感じて「海賊王に、俺はなる!」と言って、そのための行動をしていますよね。
もう少し掘り下げて、海賊王の何に価値を感じているかというと、海賊王になるような人物というのは、仲間と共に数々の苦難を乗り越えて成長してきた人ではないでしょうか。
こういった「仲間」「勇気」「勝利」「成長」といったものを最高レベルまで体得した象徴が海賊王であり、ルフィはそんな人物像に憧れを持っているのだと思います。
だからこそ、自分の価値観に素直に生きて「海賊王に、俺はなる!」と言っているのですが、もしこれを否定されると『「仲間」「勇気」「勝利」「成長」そんなものには価値は無い』と言われているのと同じなんです。
それは嫌ですよね。
ですが否定というものは必ずされます。
それは価値観が人によって違うから当たり前なんですが、それを分かっていても否定されると辛いもの。
自分がこうなりたいと憧れている人格を、それが大切なものだと感じている現在の自分の人格を「価値がない」と攻撃されているのですから当然です。
だから大抵の人は「そんな風に攻撃されたくないから」と自分の本当の価値観を口にしたり、価値観に沿った行動をしたりしなくなります。
だからこそ価値観に沿って生きるには、ルフィが「海賊王に、俺はなる!」と言っているような確固たる覚悟が無いといけません。
それが無いと攻撃された時に「あぁ確かにそんなに大事じゃないかもな」とすぐにブレてしまいます。
本当は心の底では大事だと思っているんですが、それを握りしめていると攻撃をモロにくらって人格を否定された気になるので、その価値観に蓋をしちゃうんですね。
さて、ここまでは人生の価値観について書いてきましたが、結婚観の話に戻りましょう。
自分の結婚観に素直に生きるということも同じです。
結婚観は、同時に「自分の人生を生きる上での価値観」でもあると先述しました。
だから結婚観に素直に生きるのも実はすごく怖いものなんです。
「お互いに承認し合い、受容しながら色々なものを共感し共有する」という自分の結婚観が受け入れられなかったらどうしようとかですね。
ただ、「この人と結婚したい」と思うくらいですから、最初からこちらの結婚観が受け入れられないということは無いと思います。
おそらく相手も同じような結婚観をお持ちだからです。
とはいえ最初は受け入れられても、様々な要因でゆくゆく崩れていくこともあるんじゃないか。
例えば経済的余裕が無くなってきて、お互いを思いやる余裕が無くなっていくとか。
徐々にズレが生じていくことはあると思います。
でも要因というのは挙げ出したらキリがありません。
この「要因」の正体は「想像した不安」でしかないからです。
ここで勘違いして欲しくないのは、不安要素を想像できるというのは決して悪いことではありませんし、危機を回避する上での人間の重要な本能です。
ですがその起こるかも分からない不安に飲み込まれて現状での行動を制限されてしまっては元も子もないので気をつけましょうということです。
「想像した不安」ではなく、もしかすると今現状で経済的な先行きが不透明で不安という方がいるかもしれません。
事実として不安要素があるって感じですね。
それでも結婚したいのであれば、まず結婚すると決めてください。覚悟を決めるんです。
「お互いに承認し合い、受容しながら色々なものを共感し共有する」という価値観で生きていくという覚悟です。
この道を正解にしていくんです。
もし今現状で経済的な先行きが不透明で「お互いに承認し合い、受容していけなさそう」と感じるなら、「色々なものを共感し共有する余裕がない」と感じるなら、そのためにどうしようか?と頭を捻ってください。
転職するでもいいし、副業するでもいいし、起業するでもいい。なんでもいいです。
とにかく「お互いに承認し合えるにはどうすればいいか?」「受容するにはどうすればいいか?」
この価値観を満たす行動をとっていくんです。
全く行動もせず頑張ってないのに「承認して」「受容して」は虫が良すぎるので、考えてアクションを起こしていきましょう!
価値観を正解にするために忍耐は必要ですよ。
ルフィだって「海賊王に、俺はなる!」という価値観の道を正解にするために、めちゃくちゃ必死にもがいていますよね。
あの気概は必要だということを覚えておいてください。
そんな困難を乗り越えてでも一緒にいたいと思えるかどうか。
それが「結婚」というものではないでしょうか。
今はマリッジブルーになっていても、
それでも結婚をしたいのなら、
大事な人と「承認し合い、受容しながら色々なものを共感し共有する」という価値観の道を正解にしていく覚悟
が必要です。
ここまで読んでくださったあなたなら必ずできます。応援しています!