生き方

長いものに巻かれる性格が嫌でした。【自分の意見を言えない】

ぼくは昔から「長いものに巻かれる性格」だと自己認識していました。

人に対してなかなか自分の意見を言えず、相手に合わせてしまうんです。

特に目上の人に対しては。

そんな自分が大嫌いでした。

今回はそんな自分を変えるために、学んだことを備忘録としてまとめていこうと思います。

同じように悩んでる方がいれば、もしかすると何かのヒントになるかもしれません。

そもそも「長いものに巻かれる」状態とはどんなの?深掘りしてみる

「長いものに巻かれる」状態を調べると、

良く言えば…

  • 目上の人に従順。
  • 周りの意見に合わせる協調性がある。
  • 集団行動が得意。
  • 人間関係を良好に築ける。
  • 空気が読める。
  • 相手の意見を尊重できる。

といった特徴があるみたいです。

UG
UG
これはどれも「ふむふむ、確かに。そういうところ自分にもあるわぁ」と思いました。

 

逆に、「長いものに巻かれる」のが嫌いな人は…

  • 他人の意見に合わせることにストレスを感じる。
  • 制限されるよりも自由な場所や対人関係を望んでいる。
  • 自分の意見、価値観を大切にし、個々の個性を尊重している。

という特徴があるそう。

UG
UG
この特徴にもすごく共感できました。

 

これらの特徴を見て分かったことは、ぼくは表面的には長いものに巻かれてきましたが、深い部分では長いものに巻かれるのを嫌っていたということ。

「実際の行動」と、「心の中」が真逆なので苦しかったんだと認識できました。

 

「実際の行動」について深堀りしてみます。

実は日本人は長いものに巻かれることが多く、上司に言われたことに疑問を感じても言わずに従う。「与えられた仕事」や、「求められていること」を忠実に果たそうとする人が多い民族だそうです。

ぼくも漏れなくこれなんじゃないかと思います。

忠実に果たそうとするというのは「責任感が強い」とも言い換えられると思います。

ぼくのそう言った性質が長いものに巻かれる性格となって、目上の人とのコミュニケーションにおいては表面に出てきているんだと思います。

 

次に「心の中」を深堀り。

ぼくの心の中には「長いものに巻かれるのが嫌いな人」の特徴にあるように、自由な対人関係、ありのままの自分を解放することを望むぼくがいました。

みんなとは違うことがしたいし、目立つような意見や行動が好き。

ただ食べるためだけに働くことに疑問を感じ、自らの道を切り拓こうとしていることもその一つです。

これがぼくの心の中であり、本当に望む姿です。

この姿になることができれば長いものに巻かれることなく、自分の意見もどんどん言えるようになるはず。

じゃあ具体的にどうすればいいんでしょうか?

「長いものに巻かれる」の正体は「協調性の暴走」

「長いものに巻かれる」と言うと、長くて少しとっつきにくいので、もうちょっと端的な表現にしようと思います。

先述しましたが、「協調性」や「従順」というのが「長いものに巻かれる」状態を作っています

もっと言うと、これらの資質が出過ぎて暴走している状態です。

 

本来、「協調性」や「従順」というのは、コミュニケーションを円滑にする上で大切なものです。

なのでこれらの資質があることは大きな武器になり得ます。

ただ、これらが出過ぎてしまうと、自分の心を無視してしまうので苦しくなってしまうんですよね。

 

ということは、この「協調性」や「従順」のコントロールを身につければ良いということです。

エゴグラム診断をやってみた結果…やっぱり

ここまででぼくは、「協調性」や「従順」のコントロールを身につければ良いということが分かりました!

…。

UG
UG
…ん?でもそれってどうやんの?

と、なりました。笑

 

そして色々調べる中でエゴグラム診断というものに出会いました。

エゴグラム診断とは、自分の行動パターンを5つの指標で評価し、客観視することができる性格診断です。

50問の質問に「はい・いいえ」で答えます。

現実の自分を思い返しながら質問に答え、その後にもう一度、今度は理想の自分を思い浮かべながら質問に答えることで、現実の自分と理想の自分のギャップを知ることができます。

そのぼくの診断結果がこちら。

:現実の自分 :理想の自分

出典:心理カウンセラーの種

このグラフの中で一番右のACという指標に注目してほしいんですが、現実()では高く、理想()では低いですよね?

 

ACとは「順応・適応性」を表す指標。

これがぼくはめちゃくちゃ高いんです。もうMAXの20です。

「順応・適応性」とは、ここまでで書いてきた「協調性」や「従順」と同じ意味。

やはりここが高すぎるせいで、「長いものに巻かれるぼく」が作られていそうです。

 

そしてグラフの赤色、「理想の自分」を見ると”2″と超低い。

 

現実が20で理想が2。

先述した”「実際の行動」と、「心の中」が真逆で苦しかった”というものと完全に一致しています。

実際、ACの差が激しいとストレスが強いようです。

 

では、ACを下げて「協調性」や「従順」のレベルを落とすにはどうすればいいのでしょうか?

基本的に、どこかの要素を意識して下げないことがポイントらしく、その代わりに隣の要素を上げるといいみたいです。

ACを下げたい

ACを下げたいと思う人は多いです。ここを下げたい場合は、FCかCPを上げていくと良いです。自分の意見をしっかりと言う(CP)機会を増やしたり、自分がやりたい事、好きな事を選択してやっていてシンプルに楽しい事を増やすとストレスも大きく変わります。

現状は自分よりも他人を優先させていることが多いため、自分の思い・希望を優先させていくと自然とACは下がります。

引用:心理カウンセラーの種

 

ということでFC(自由奔放さ)やCP(実行力・責任感)を上げていけば、自ずとACは下がることになります。

ここでもう一度ぼくのエゴグラムを見てみましょう。

:現実の自分 :理想の自分

出典:心理カウンセラーの種

FCは現状で16ポイント、CPはど真ん中の10ポイントです。

 

この結果を考察すると…

確かにここ最近は自由奔放(FC)に生活を送っている感覚があります。なので16ポイントと比較的高めなのでしょう。

 

それに比べるとCPは10ポイントと低めです。

自分の感覚として、CPのうち責任感よりも実行力が足りていない気がします。

責任感は比較的高めだと思います。

先述しましたが、「与えられた仕事」や、「求められていること」を忠実に果たそうとする日本人的要素が高いという自覚があるからです。

 

実行力に関して思うところは、ぼくは慎重派で何事もまず熟考してから取り掛かる節があります。

そしてそれが行き過ぎて、「熟考を重ねるだけ重ねて結局やらない」という場面がこれまでに何度もあったと思います。

実行力が足りないと感じているのはそのためです。

 

ここまでの考察を踏まえた上で、グラフの数値に注目します。

もう一度言いますが、「理想通りの低いAC」を実現するためにFCかCPを上げる必要があります。

現実と理想の数値の差に注目すると、

FC:現実16→理想20(その差4ポイント)
CP:現実10→理想12(その差2ポイント)

ということが分かります。

 

FCに関しては自由奔放に生きられている感覚があり、ここの数値を上げることは比較的イージーな感覚があります。

CPに関しては、責任感は十分すぎるほどある気がしています。けど実行力が今ひとつ足りません。

 

だからFCの方が「簡単に上げられるだろう」という思いが潜在的にあるから理想も高くなり、現時点でも16ポイントと高いのにも関わらずさらに4ポイントも上げられるという結果になっているのだと思います。

そしてCPについて。責任感はもうこれ以上上げなくてもいいが、実行力は上げられる余地はある。ただ、イージーではなくそれなりの苦労を伴う感覚がある。これらの要素が絡み合った結果、理想でも2ポイント上昇にとどまっているのだと思います。

 

ここまでのことから、「じゃあどこを上げようか?」となったとき、ぼくの場合はCPだと思いました。

 

CPの上げ方

CPの上げ方は3つあるそうです。

  1. 自己管理をする
  2. 自分の意見、考えをしっかり言う機会を増やす
  3. 自分にとって必要なことを決めて実行する

この3つを頭の片隅に置いた上で読み進めてください。

解説していきます。

 

先ほど、責任感に関しては十分すぎるほどあると書きましたが、少し補足します。

責任感と実行力は密接に関連していることに気づきました。

どちらかが高い低いというものではなく、相互に作用しているものだったんです。

 

ぼくは「待ち合わせの時間に遅れない」など、他人が絡む時は責任感を遺憾なく発揮できるんです。が、対自分のみになった時には最後の最後に責任感が緩み、結果として「まぁいっか」となりやすいです。「熟考を重ねるだけ重ねて結局やらない」と先述しましたが、まさにこれです。

これは、自分に対しての責任感がなく、自分からの信頼が得られていない状態です。(毎回待ち合わせをドタキャンしてくる人なんて信頼できなくなりますよね?そんな感じです。)

つまり自分で自分を信頼できていない。

だから自分の中に「自分はこうなんだ!」という確固たる軸がなく、長いものに巻かれるし、他人に意見を言うことがなかなかできないんだと思います。

UG
UG
この気づきは衝撃でした。ぼくは自分自身を信頼できていると思っていました。けど悲しいかな、この流れはすごく腑に落ちたんですよね。

 

だからまずは自己管理をして、成功体験を積む。

自己管理とは、体調管理、お金の管理、時間の管理の3つに大きく分けられます。

そしてこれら3つに関する行動を小さいことからでいいのでやっていく。

「自分できるじゃん」と自分にOKを出す作業をしていき、自分の信頼を勝ち取っていく。

UG
UG
小さな勝利に繋がる”行動”を途中で投げ出さず実行していくことこそが、自分に対する責任感であり、実行力なんだと思います。

 

そうすることで最初に書いた3つ

  1. 自己管理をする
  2. 自分の意見、考えをしっかり言う機会を増やす
  3. 自分にとって必要なことを決めて実行する

が完了していることになります。

 

自分に対する責任感を持ち、自分自身を信頼できれば「他人に意見を言う」こともできるようになる。(自分自身への信頼感、これが「自信」

そのために、「自己管理」において小さな部分からでいいので「自分にとって必要なことを決めて実行する」

その積み重ねがCPの上昇に繋がるのかなと思います。

 

ちなみに、「他人に意見を言う」のをよりスムーズに行うために、言語化のトレーニングとして日々感じたことを日記に書くことも良いみたいです。

また、「他人に意見を言う」ときの伝え方は、アイ・メッセージを意識するとより良いとのこと。

※アイ・メッセージとは、何かを伝えるときに自分(アイ)にフォーカスして伝える方法
(悪い例:あなたの服装はダサい)
(アイ・メッセージ:私は、ここを変えればもっと洗練されると思います)

 

また、自分にとって必要なことを決めて実行する際に、どうしても「怖くてできない」「面倒臭くてできない」などの感情が出てくることがあるかもしれません。

そんな時は、そういった感情本位ではなく目的本位の行動を心掛けるといいそうです。

(目的本位の例:面倒臭いけど、健康のために(目的)、筋トレをする。)

 

CP(責任感・実行力)を上げるために実行すること

CPを上げるためには、「自己管理」において小さな部分からでいいので「自分にとって必要なことを決めて実行する」と先述しました。

自己管理とは、体調管理、お金の管理、時間の管理の3つです。

 

ここではより具体的に、実行する内容を決めていこうと思います。

と言っても、小さな部分からでいいので、思いついたものをバーっと書いていきます。

  • 毎朝7時に起きる(ずっとやってたがここ1,2ヶ月は二度寝してしまい8時とかになることがある。7時に起きられることもある)
  • 筋トレをする
  • 天気がいい日は朝散歩に行く(自分から挨拶する)
  • 睡眠の質を上げる(具体的なことはこれから調べる)
  • 買いたいと思ったお菓子やスイーツ、アイスを買うのを1つやめる
  • 嗜好品に使っている金額をちゃんと把握する
  • 毎日の時間割を決める
  • 向こう一週間の計画・目標を立てる
  • 向こう一ヶ月の計画・目標を立てる
  • 向こう三ヶ月の計画・目標を立てる
  • 向こう六ヶ月の計画・目標を立てる
  • 向こう一年の計画・目標を立てる

パッと思いつくのはこんなところでしょうか。

今後も精査を重ねて思いついたものがあれば追記していこうと思います。

まとめ

今回は「長いものに巻かれる性格の自分」「言いたいことを言えない自分」を変えるために、学んだことを備忘録としてまとめていきました。

今後もこの関連の学びがあれば追記していこうと思います。

今回学んだことを参考に、とりあえずはCPを上げる行動を重ねていきます。

 

ちなみに、こういった「長いものに巻かれる性格」つまり「協調性」や「従順」という資質が出過ぎた結果、

「人の期待に応えなきゃ」だったり「失敗すると嫌われるかも」という思考になり、ついにそれは「失敗は許されない」という完璧主義につながっていたことにも気づきました。

UG
UG

長いものに巻かれる性格と完璧主義は、双方向に影響し合って強まっているイメージです。

「長いものに巻かれる性格」⇄「完璧主義」

 

この完璧主義を緩めていくこともぼくの課題だと感じています。

そのあたりについては下記記事にて詳しく書きました。こちらも何かの参考になれば幸いです。

【将来への不安】イマココに集中できない原因は完璧主義!?

 

 

今回、本記事を書くにあたって『心理カウンセラーの種』様の記事をとても参考にさせていただきました。

「長いものに巻かれる性格をなんとかしたい」と思い、色々調べる中で「あ、これだ」と思う情報がたくさん掲載されていました。

本記事を読まれた方で、さらに詳しく学びたいという方はぜひ一度覗かれてみてください。