今回はこんな悩みを解決します。
「販売所」と「取引所」があるのは分かったけど、具体的に何が違うのか…
そんな状態だと思います。
ぼくも最初は何がなんだか分からない状態だったので、気持ちはめちゃくちゃ分かります。
今日から仮想通貨(暗号資産)始めました!
とりあえず楽しい!笑1000円からの少額投資。
刻一刻と変動する「総資産」が可愛い。笑1000円でビットコイン買って、ソッコーで970円になってるけどなんで?
販売所の手数料?スプレッド?なにそれ?そんな状態ですが、勉強しながらやっていきます! pic.twitter.com/hHmf9eitNE
— UG|仮想通貨↝少額投資ブロガー (@ug_goto) February 26, 2022
本記事では「販売所」と「取引所」の違いを解説すると共に、少額投資をする際のとある弊害についても触れていきます。
この弊害は少額投資を失敗しないためにすごく重要です。
- 「販売所」と「取引所」そもそもの違い
- 販売所と取引所の違い①手数料
- 販売所と取引所の違い②売買条件(最小注文数量)
- 少額投資をする際の弊害【失敗しないためにおさえておきたい】
ぼくはBTC(ビットコイン)とTITA(タイタンハンターズ)に投資中です!
目次
「販売所」と「取引所」そもそもの違いとは?
まずは前知識として、「販売所」と「取引所」そもそもの違いについて解説します。
販売所とは、「コインチェック」や「bitFlyer」「GMOコイン
取引所とは、ユーザー同士で暗号通貨の売買を行う場所です。
「コインチェック」や「bitFlyer」「GMOコイン」のようなプラットフォーム(場所)のことも「取引所」と言いますが、ユーザー同士で売買を行う場所を指す「取引所」とは、また別のものです。
これが話をややこしくしていますよね(汗)
「コインチェック」を例に取って説明すると、
「コインチェック」という「取引所」の中に、
「販売所」と「取引所」がある。
という感じです。
コインチェック | |
販売所(コインチェックと売買) | 取引所(ユーザー同士で売買) |
「販売所」と「取引所」そもそもの違いについて理解できたところで、細かな違いについて見ていきましょう。
販売所と取引所の細かな違い
「販売所」と「取引所」の細かな違いは以下の2点です。
- 手数料
- 売買条件(最小注文数量)
それぞれ見ていきましょう。
①手数料
「販売所」と「取引所」の違い、まず1点目は手数料です。
これも「コインチェック」や「bitFlyer」「GMOコイン」など、それぞれの取引所によって違いますが、おおよそ以下のような設定です。
- 販売所:無料のところが多い。
- 取引所:取引量に対して0.01%~0.15%ほどかかるところがあったり、無料のところがあったりする。
販売所
販売所の手数料は無料のところが多いです。
ただ、販売所には「スプレッド」という手数料のようなものが存在します。
販売所では、「購入価格」と「売却価格」に開きがあります。
この開きをスプレッドと言います。
例えば、1ビットコイン(BTC)あたり購入価格460万円、売却価格430万円のような感じです。
販売所で売買をして利益を得るためには、1BTC460万円で購入した後、売却価格が430万円から→460万円以上にならないと利益は出ません。
ほとんどの場合、取引そのものに手数料はかからないが、業者の言い値で取引することになるのが販売所です。
取引所
取引所の手数料は、無料のところがあったり、取引量に対して一定の割合でかかるところがあったりします。
bitFlyerでは取引量に対して0.01%~0.15%の手数料がかかります。
コインチェックは取引所も手数料は無料です。
取引所では純粋にその瞬間の※レートや、自分で決めたレートで購入することができます。
※レートとは
「1ビットコインあたり440万円」のような感じで、そのときのビットコインの価値を示す数値です。
この場合「4400000 BTC/JPY」のように表記します。
そして取引所の方が、販売所で購入するより安く購入でき、逆に売却するときは販売所より高く売却できます。
主要な取引所の手数料まとめ
主要な取引所の取引手数料をまとめておきます。(2022年3月7日時点)
【取引手数料まとめ】 | 販売所 | 取引所 |
コインチェック | 無料 | 無料 |
bitFlyer | 無料 | 0.01%~0.15% |
GMOコイン | 無料 | Maker:-0.01% Taker:0.05% |
DMM Bitcoin | 無料 | -販売所のみ- |
Maker(メイカー),Taker(テイカー)について
メイカー:取引板にない価格で売り注文買い注文を出すこと。make(メイク)する。市場に流れを作ってくれるので、GMOコインではメイカーには-0.01%、つまり0.01%貰えちゃうということです。
テイカー:取引板に既にある価格で売り注文買い注文を出すこと。take(テイク)する。市場から流動性を奪うのでテイカーと呼ばれています。GMOコインでは手数料が0.05%かかります。
《各社手数料ページ》
- コインチェック:手数料
- bitFlyer:手数料一覧・税
- GMOコイン:手数料(入出金・取引)
- DMM Bitcoin:暗号資産(仮想通貨)取引の手数料について
②売買条件(最小注文数量)
「販売所」と「取引所」の違い、2点目はコインを売買する際の条件です。
最小注文数量が設定されており、販売所よりも取引所の方が厳しい条件の場合が多いです。
少額投資を考えるなら、この部分は注意しないといけません。
コインチェックを例にとって解説していきます。(最後に各社の最小注文数量まとめも載せてあります。)
販売所
コインチェックの販売所は最低購入金額500円からです。
ちなみに、売る場合も500円から売ることが可能。(ブラウザ版のみ最小注文数量未満の売却が可能)
取引所
コインチェックの取引所も500円から購入できるのですが、それに加えて0.005BTC以上という条件が加わります。
この条件は売るときも同じです。
「0.005BTC以上かつ500円(相当額)以上」でないと取引できません。
これは、ぼくのような少額投資家にはかなりの弊害となります。
主要な取引所の売買条件(最小注文数量)まとめ
主要な取引所の売買条件(最小注文数量)をまとめておきます。(2022年3月7日時点)
※参考までに()内に最大注文数量も記載しておきます。
【最小注文数量まとめ】 | 販売所 | 取引所 |
コインチェック | 売買共に円建て500円相当額から BTC建て0.001BTC相当額から ※ブラウザ版のみ最小注文数量未満の売却が可能 (最大は市況等により変更) |
0.005BTC以上かつ500円(相当額)以上 (最大は市況等により変更) |
bitFlyer | 0.00000001BTC (20BTC) |
0.001BTC (1000BTC) |
GMOコイン | 0.00001BTC (5BTC) |
0.0001BTC (5BTC) |
DMM Bitcoin | 0.0001BTC (3BTC) |
-販売所のみ- |
《各社最小注文数量ページ》
- コインチェック:注文数量について
- bitFlyer:注文数量について
- GMOコイン:販売所(ビットコイン・アルトコインの購入・売却) 取引所(暗号資産の購入・売却・レバレッジ取引)
- DMM Bitcoin:取引概要
少額投資をする際の弊害【失敗しないためにおさえておきたい】
少額投資をする際の弊害が上記の最小注文数量です。
ぼくはコインチェックで1000円の少額投資から始めました。
1000円で購入できたのは、0.00021626BTC。
そして、レートが上がったのでコインチェックの取引所で売ろうとした時にこの「最小注文数量」というものを知りました。
コインチェックの取引所の最小注文数量は0.005BTCなので、取引ができませんでした。
厳密に言うと、ぼくが1000円でビットコイン買ったときのレートは
「4624064BTC/JPY」やったからこのときに「23120.32円分」のBTC買ってたら
「0.005BTC」保有できてて
いま売ることができたってことか。もしそうしてたら
24900-23120=1780円の儲けってことか。はー!おもろいなぁ。 pic.twitter.com/40v48jIvVR
— UG|仮想通貨↝少額投資ブロガー (@ug_goto) March 1, 2022
このとき保有していたビットコインは0.00021626BTCだったので、売るのであれば「ブラウザ版コインチェックの販売所から」の一択ということになります。
ただ、やはり販売所での売買はスプレッドがあるせいでかなり損です。
そして、0.005BTCが貯まった段階で、コインチェックの取引所で取引をするかどうかを、その時のレートも踏まえて判断することにしました。
もしこのときにGMOコイン
最初は失敗したなーと思いました。
が、GMOコインは最小注文数量こそ低いですが、Maker(メイカー),Taker(テイカー)によって手数料がかかります。
正直、初心者のうちにそこまで気にしながら取引をするのは難しいと思ったので、結果的には取引所の手数料が無料のコインチェックでよかったなと思います。
ただですね、GMOコインにはPost-Onlyという仕組みがあります。
「Post-Only」とは、Takerとなる注文は取消となり、Makerとなる注文のみ発注されます。確実にMakerのマイナス手数料を受け取りたい方にオススメの注文設定です。
引用:GMOコイン
これから口座開設する!という方はGMOコイン
とはいえ、GMOコインは最低出金額が10000円以上から。
コインチェックであれば手数料+1円以上となっています。
コインチェックの日本円出金手数料は407円なので、実質408円以上〜ということになりますね。
もしくは、上記ツイート内容にもありますが、ある程度まとまった金額を出せる方はいきなりコインチェックの取引所を利用するのもアリです。
一言に「少額投資」と言っても、範囲は広いですからね。
たとえば、4980000BTC/JPYというレートなら24900円出せば0.005BTCになるので、取引所での購入が可能です。
これくらいの金額ならまだイケるという方もいると思います。
月収25万円だとしたら1割ですからね。
※投資はリスクを伴うので、よく考えてから始めましょう!
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— UG|仮想通貨↝少額投資ブロガー (@ug_goto) March 5, 2022
少額投資を考えている方は以上のようなことがあることを知った上で、
- 「各社取引所のどこを利用するのか?」
- 「投資金額はいくらにするのか?」
を考えた方が絶対いいです。
まとめ
今回は「販売所」と「取引所」の違いについて解説しました。
主な違いは
- 取引相手が「企業」か「ユーザー」か。
- 手数料の有無やパーセンテージ
- 主に最小注文数量といった売買条件
でした。
違いをしっかりとおさえた上で、自分に合った取引をして資産運用をしていきましょう!
ぼくも使っているコインチェックの「販売所」と「取引所」での購入方法は以下の記事で解説しています。
【コインチェック】ビットコインの買い方3種類の方法【最低いくらから買えるかも解説】
口座開設がまだの方はこちらで解説しているので参考にどうぞ。
【無料登録】コインチェックの口座開設手順【最易&最速の方法】