今日、スーパーからの帰りに車から海を見て、
「あと何回この海を見れるんだろう」
「そういや初めてみた時はその綺麗さに感動してたなぁ」
と思った。
離島、田舎、なのであり得ないくらい綺麗な海が生活道路のすぐ横に広がっている。
生活の一部なので感動の景色もいつの間にか当たり前になって、気にも留めなくなっていた。
けど、大阪に帰ることを決めて、期限が決まったことで、また急にその希少性というか有り難みというか、そういうのを感じた。
その瞬間、目の前の「当たり前」が「特別なもの」になった。
やっぱり「期限を決める」っていうのは人生を彩る上でかなり重要な要素だと再認識した。
「期限」の最たるものが「死」。
ただ、死という期限は絶対くるけどそれがいつかはハッキリしていない。
その漠然性から、なかなか意識することが難しい。
だからいつの間にかぼくたちは、明日が当たり前に来るものだと思うようになる。
一日一日に有り難みを感じるのを忘れてしまう。
でも本当はそんな「当たり前の一日」は「特別な一日」。
ぼくが捉え方を変えた瞬間「特別なもの」になった海と同じ。
今日という一日の捉え方を変えれば、期限がある中での貴重な一日と思う事ができれば、それだけで輝く。
まさにメメント・モリ。
「死を想え」という意味で、これは死に恐怖しろと言ってるんじゃない。
まさに人生の輝かせ方を教えてくれている言葉だ。