トレーニング

ボルダリングは頭のスポーツ?登る前にするオブザベーションとは?

こんにちわ、こんばんは。UGです!

ボルダリングは頭のスポーツだ。とか、体を使ったパズルだ。とか聞いたことありませんか?

実際、ほんとにそうなんです。

ただ闇雲に登ればいいという訳ではなく、けっこう頭を使います。

もちろん登っている最中にも頭は使うんですが、それよりも前、登る前に頭を使うのがとても重要なんです。

コースを見てどの手順で、どっちの手で、足はどこで…なんてことを考えます。

これをオブザベーションと言います。

「オブザベ」と略して言うのが一般的ですね。

今回はこの「オブザベーション」について、実際にはどうやるのか?そのコツなどを書いていこうと思います。

しっかりとしたオブザベができると、それだけで完登できる確率がグッと上がるので是非とも習得してくださいね!

普段から上手い人のムーブを見て動きの引き出しを増やす

オブザベで重要になってくるのが想像力です。

頭の中で動きを組み立てていかないといけないので当たり前ですよね。

そしてその「想像」をするにはどういった動きがあるのか、知っていなければ想像することはできません。

なので一つでも多く知識として、動きを知っているというのはすごく強みになります。

そこでおすすめなのが、「普段から、上手い人がどんな場面でどんな動きをしているのか」というのを見て、知識としてその動きを蓄えておくことです。

それは同じジムで登っている人でもいいですし、Youtubeなどでプロクライマーが登っているのを見るのでもいいです。

おすすめは同じジムで登っている人を見ることです。

そして、その人がしていた動きを自分もやってみる。

そうすることで体でも覚えることができ、オブザベの段階でもより想像しやすくなります。

実際に手を動かす

オブザベは頭の中ですると言いましたが、頭の中で想像しながら実際に手を動かすと、よりわかりやすくなります。

クライミングをやっていない人からすると、突っ立ったまま空中で手を動かしているのでパラパラでも踊っているかのように見えるでしょう。笑

すこし滑稽に見えますが、頭の中を格段に整理することができますので、是非試してみてください。

また、コース下部の手の届く範囲なら、実際に触りはしませんが立ったままホールドからホールドへ手を伸ばしてみて距離感を測ってみるというのも有効です。

ゴールから逆算する

オブザベは、普段から動きの引き出しを増やしたり、実際に手を動かしたりすることでやりやすくなると書いてきましたが、 たまに「このコースどうやって登るんだ!?」「手順が全然わからない。」というような課題にぶち当たることがあります。

そんなときにおすすめな方法が、この「ゴールから逆算する」というものです。

まず、ゴールは両手で保持をするというのがルールなので、両手で持っているところを想像します。

(この逆算の段階では足のことは考えなくて良いです。)

次に、ゴール1個手前のホールドは右手で持つのか、左手で持つのか、どちらがより良いのかを考えます。

正直、この部分を考えるのが1番重要です。

ここを間違えると、このあとの全てが崩れ去るからです。

そしてその手が決まれば、その下、またその下…とどんどん降りていきます。

そのままスタートまで降りてきたら、今度は決めた手順に沿って頭の中で登っていきます。

このときに、「手がここだから、足は…」という感じで、足のことも考えてください。

この方法を取れば、全くわからなかった手順が見えてきます。

まとめ

いかかでしたか?登る前からけっこう頭を使っていることがお分りいただけましたでしょうか?

是非ともオブザベを習得して完登の確率を上げてくださいね!

とまぁ、今回はオブザベのコツについて書いてきましたが、中にはそれでもわからない、超難問もたまに出てきます。

そんなときは、「頭で考えてもわからんからとりあえず登ってみよ!」と割り切ってみるのもひとつの手ですね!

実際に触ってみることで見えてくることがあったり、登りだすと体が導かれるように動きだす。なんてこともありますよ。笑

では、今回も最後まで読んでいただきありがとうございます!