初心者向け

ボルダリングの技(ムーブ)まとめ!基本のテクニックでステップアップ!

悩みがある
悩みがある

「ボルダリングの基本的な技が知りたい!」
「ボルダリングのムーブの種類ってどんなものがあるの?」

というあなたの疑問を解決できる記事になっています。

 

この記事では、ぼくが実際に登る中で使ってきた、基本的な技を厳選して8つ紹介していきます。

この記事の内容

・そもそもボルダリングの技=ムーブとは?

・技(ムーブ)はなぜ必要なのか?

・基本的なボルダリングの技8選

 

この記事を読んで知識として得た技を練習することで、結果的に登れる可能性がグンッとアップします。

ちなみに、ぼくの経歴はこんな感じです。

UG
UG

ボルダリング歴:2012年6月〜
最高グレード:ジム1級、外岩2段

ボルダリングの技=ムーブとは

ボルダリングでは技のことを「ムーブ」といいます。

「ムーブ(move)」とは、和訳すると「動く」「動かす」という意味ですよね。
ボルダリングで言う「ムーブ」はまさにその意味のままで、「動き」のことを指します。

 

「あの課題はどんな動きで登れば楽なの?」

と聞きたいときも、

「あの課題はどんなムーブで登れば楽なの?」

と言えばあなたもカッコいいクライマーの仲間入りです。

 

「どんな動きをするか」ということがボルダリングでは「技」に直結するので、ムーブ=技ということになります。

 

ムーブの種類は実に様々。

なぜそんな多くの種類のムーブが必要なのかと言うと、それらを的確に選択し使用することで、登りやすくなったり、疲労を抑えながら登ることが可能になるからです。

コースによって壁の形状や使えるホールド(突起物)が違うから、動きもそれに合ったものを選択しないといけないってことですね!

 

ボルダリングの楽しいところの一つは、こういった多く存在するムーブをどこでどう使うか!?というところです。

同じ課題でも登り方は人それぞれ。

  • 身長が高い人もいれば低い人もいる。
  • この人はこのムーブで登ったけど、あの人はまた別のムーブ。
  • だからと言って自分にどちらかのムーブが当てはまるのかと言うと、必ずしもそうじゃない。

自分に合ったムーブというのは絶対あります。

 

色々なムーブを試してもしっくりこず、やっとの思いで「これだ!」というムーブを見つけて登りきれたとき。
自分の体を理解し、ムーブを選択して、一発で登れたとき。
何事にも代え難い快感があなたを待っています。

 

それではそんな多種多様な技(ムーブ)をひとつずつご紹介します。

基本的なボルダリングの技(ムーブ)8選

ダイアゴナル

ダイアゴナルとは対角という意味で、ボルダリングの基礎的なテクニックです。

これ↓は右手でホールドを取りにいっているところです。
ということは右手が離れてからホールドを取るまでは左手で保持しています。

足に目をやると右足に体重が乗っていくことがわかります。
要はこれが対角です。
左手保持のときは右足踏込み。これとは逆に、右手保持のときは左足踏込みとなります。

そして取りにいく手と踏み込んでいない方の足、この場合は右手と左足も対角の関係にあります。
その左足は伸びた状態でバランスをとっています。

左手と右足、右手と左足、対角の関係にあるそれぞれでバランスをとって登るムーブがダイアゴナルです。

 

そしてダイアゴナルには「インサイドダイアゴナル」「アウトサイドダイアゴナル」の2種類があります。
踏み足の「内側」と「外側」のどちらを壁のほうに向けるかで変わります。

 

これ↓は踏み足(右足)の内側を壁のほうに向けているのでインサイドダイアゴナルです。

そしてこちら↓がアウトサイドダイアゴナルです。
踏み足(右足)の外側を壁のほうに向けています。

インサイドとアウトサイドの使いどころは、踏み足が持ち手よりも取りにいくホールド側にあればインサイド、踏み足が持ち手よりも遠い位置にある場合はアウトサイドとなります。

どちらも使用率No.1ムーブなので是非覚えておいてくださいね!

キョン(ドロップニー)

キョン(ドロップニー)もよく使うムーブのひとつです。

取りにいく手と同じ側の膝を内に入れます。
そうすることで正対で取りにいこうとする時より腰の位置が上がり、取りたいホールドとの距離が近づきます。

また、両足で突っ張ることで体が支えられるので、持ち手の負担を多少やわらげることができます。

前傾壁(ぜんけいへき)での正対ムーブは持ち手に体重の負担を受けやすいですが、キョンを使用することで手にかかる負担を足へと分散させられます。

前傾壁(ぜんけいへき)=自分の方に傾いてきている壁。「被り」などとも言う。

UG
UG

ぼくは前傾壁ではキョンをよく使います。

フラッギング(フラッキング)

前傾壁において、写真のような左手左足保持、つまり同じ側の手と足で保持した状態で次のホールドを取りにいくとき、正対ムーブだと体が壁から剥がされて回転してしまいます。

その際に役立つのがこのフラッギング

あらかじめ踏み足とは逆の足を流しておくことで、剥がされることなくバランスをとることができます。

さらにフラッギングのメリットはもう一つ。
フラッギングをしてホールドを取った後、次の手を出す際に足の踏み替えをしなくて済むということです。

 

ちなみにさきほどの例はアウトサイドフラッギングというもので、
アウトサイドフラッギング↓

アウトサイドに対してインサイドフラッギングというものもあります。

アウトサイドは壁と踏み足の外側に足を流していましたが、インサイドでは壁と踏み足の間に流します。
スタート付近など、外側に流せないような狭い場所で有効です。

《インサイドフラッギング》

こちらもアウトサイドフラッギングの時同様、本来ならばダイアゴナルで取りにいくと足の踏み替えをしなくてはいけませんが、フラッギングを使えばその一手間を省くことができます。

《ダイアゴナルの場合(踏み替えが発生)

ちなみに「フラッギング」「フラッキング」はどちらも聞きますが、英語で書くとflaggingです。
垂れ下がるという意味の言葉なのですが、実際の発音を聞くと「フラッギング」「フラッキング」どちらとも取れる印象です。
正確に言うと「フラッギング」なのですが、「フラッキング」でも十分伝わりますし、「フラッキング」と言っている方も多く半分市民権を得ているような状況です。

ヒールフック

ヒールフックは非常に強力な第三の手というイメージがぼくにはあります。

このようにフットホールドの位置が高い場合、かかとをホールドに引っ掛け掻き込むことで、体を上げることができるというムーブです。

あとは、回転してしまう体をヒールフックをして抑える等、様々な場面で応用がきくムーブです。

トーフック(トゥーフック)

トーフックは文字通り、「トー」つまさきをホールドに引っ掛けるムーブです。

トーフックはヒールフックのように体を持ち上げるというよりは、引っ掛けることで体が回転したり、足が切れてしまうのを防ぐといった使い方が多いです。

例えば下の動画のように、前傾壁かつ踏み足が深い位置にあるときに、次のホールドを取りにいくと足が切れてしまうといった場面で有効です。
一度足が切れて宙ぶらりんになると、それだけで腕の筋力の消耗は激しいです。

こんな場合にトーフックを使えば足が切れないので、腕に余計な負担がかからずに済むというわけです↓

ちなみに「トーフック」「トゥーフック」はどちらも聞きますが、英語でつまさきは「トー」です。
なので正確に発音するなら「トーフック」なのですが、「トゥーフック」と言っている方も多い状況です。
正直ぼくも話すときは「トゥーフック」とか、略して「トゥ」とか言っちゃいます。

ランジ

「次のホールド遠いなぁ…これ手伸ばしても届かんやん…」

ボルダリングで色々な課題を登っていると、絶対こういう瞬間が出てきます。
そんなときは飛んじゃいましょう!!笑
それが憧れのダイナミックムーブ!!ランジです。

コツは、思い切ること!!笑
…さすがにそれだけじゃないので他のコツも書いておきます。
でも思い切りもホントにけっこう大事です。

ランジのコツ
  1. 飛びつく先のホールドをしっかりと見る
  2. そして1〜2回ほど反動をつける。(これにより体が飛ぶモードに切り替わるので反動なしよりおすすめ。あまり何回も振りすぎると腕が疲れます。)
  3. あとは取りにいく方の手と同じ側の足で踏み切って、ジャンプ!!

ランジは見た目が派手なので、未経験の方達から見ても分かりやすく凄いようで「おぉ〜!」という声が漏れることも。

習得してあなたもカッコよく目立っちゃいましょう!笑

サイファー

サイファーは先ほどのランジの派生ムーブと言えます。

こちらもダイナミックなジャンプをするムーブです。

ランジは「取りにいく方の手と同じ側の足で踏み切る」と書きましたが、配置されたホールドのバランスなどによって、どうしても同じ側の足で踏み切ることができない場合があります。

そんな時に使うのがサイファーです。

今回は「右手で取りにいきたいけど、右足踏み切りだとどうもバランスが気持ち悪い。」という場面で説明します。

右手で取りたいので最初は右足踏み切りで行こうとします。
しかしバランスが気持ち悪い。

そこで、左足をホールドに置いて、右足を振り子のように振ります。
そしてその右足の反動を利用して一気にジャンプ!!

これがサイファーです。

これ、けっこう気持ちいいです。笑
ぜひ習得してください。

ダブルダイノ

最後はこのムーブで締めくくりです。

一瞬、完全に体が壁から離れ、空中を移動してホールドを取りにいく技。
それがダブルダイノ

見ていてめちゃくちゃ痺れる技です。

やり方はランジと基本的に同じです。

  1. まず行き先のホールドをよく見る。
  2. そして反動をつけて、手で引く。足で蹴り出す。
  3. 掴む!!!

そんな感じです。笑
これが決まれば超気持ちいいです!!

まとめ

今回は8つの基本的な技を紹介しました。

これらの技(ムーブ)を練習し習得することで、あなたが課題を登れる可能性が上がります。

では、最後にもう一度おさらいをしておきましょう。

内容のおさらい
  • ボルダリングの技はムーブと言う
  • ムーブ習得によって動きの選択肢が広がり、登れる可能性が上がる
  • 基本的なボルダリングの技8選
    ・ダイアゴナル
    ・キョン(ドロップニー)
    ・フラッギング(フラッキング)
    ・ヒールフック
    ・トーフック(トゥーフック)
    ・ランジ
    ・サイファー
    ・ダブルダイノ

今回は「技」にスポットを当てて解説しましたが、もっとベースの知識である「基本的な姿勢のコツ」も知っておいた方がいいです。

その基本を抑えることでさらに登れる可能性はアップ!

「基本的な姿勢のコツ」についてはこちらの記事↓でまとめています。

“課題”についても解説してるので「”課題”って何?」と思った方もどうぞ。