こんにちは、こんばんは。UGです!
最近TVやニュースで取り上げられてどんどん知名度が上がってきているボルダリング。
それに比例して「ちょっとやってみようかな」「この前行ってきた」という人も増えてきています。
このページをご覧いただいているということは、あなたもそのうちの一人でしょう。
そんな、これからボルダリングを始めよう!というあなたにボルダリングの基本的なルールと、これを知っていれば断然楽になりますよ!という姿勢のコツをお伝えしようと思います。
目次
ボルダリングの基本ルール
基本ルールをお伝えするために今後の説明がより理解できるよう、まずボルダリングとは何か?を書こうと思います。
ボルダリングとは?
まずボルダリングってどんなイメージがありますか?
こんな感じでカラフルな石が壁にいっぱい付いているイメージがあると思います。
この石を「ホールド」と言います。
大きいもの小さいもの、平べったいもの突き出ているもの…etc
色々な形のホールドを掴みながら5mほどの壁を、命綱をつけずに登る競技がボルダリングです。
基本ルール
まず、壁には色々なホールドが付いていますが、どれを使ってもいいというワケではありません。
あらかじめコースが決まっていて、そのコースを登るのに使っていいホールドは決められています。
そしてスタートとゴールは必ず両手保持です。
スタートホールドを両手で持って、足もホールドに乗せた段階でスタートとなります。
マットに立った状態で次のホールドに届くからといって、取ってはいけません。
あくまでもスタートホールドを持って地面から離陸してスタートになります。
そして、決められたホールドのみを使って登っていき、ゴールホールドを両手で掴んで保持できればクリアです。
一瞬タッチしただけではゴールになりません。
目安として「3秒保持」などと言われたりもしていますが、明確に決まっているわけではありません。
ボルダリング(クライミング)は自分との戦いです。自分自身で「保持できている」と思うのであれば、特に3秒保持する必要もありません。
ただし、大きな大会などの場合はジャッジが付いて、「保持できているかどうか?」を見られます。
「課題」と「グレード」
決められたコースのことを「課題」と言います。
課題には難易度があり、10級→9級→8級…という順に難しくなっていきます。
…3級→2級→1級までいくとその次は、初段→2段→3段…という具合に数字が大きくなっていきます。
この難易度のことを「グレード」と呼びます。
会話で使用するとしたらこんな感じ。
A君「この課題のグレードは?」
B君「2級やで。」
また、クライミングジムでは各ホールドに様々な色のテープが付いていますが、この色によってグレード分けをしているところがほとんどです。
例えば、ピンク色のテープは8級。赤色は3級。紺色は2級…というような具合です。
さらに、同じ色のテープでも1番2番3番…という風に数字がふってあります。
これがそれぞれ課題になります。
例えば、「ピンクの1番」という課題。「赤の1番」という課題。「紺の5番」という課題。といった具合です。
「ピンクの1番」という課題を登るなら、ピンク色のテープに「1」と書かれたホールドだけを使って登るということです。
「足自由」と「足限定」
課題には「足自由課題」と「足限定課題」があります。
「足自由課題」は手のみ決められたホールドを使って、足は自由にどれを使って登ってもいいよ!というものです。
先ほどのピンクの1番を例にとると、手はピンクの1番が貼られたホールドしか使えず、足はどれを使ってもいいということです。
「足限定課題」は手も足も決められたホールドしか使えません。
ピンクの1番がもし足限定なら、手も足もピンクの1番が貼られたホールドしか使えないということです。
ちなみに手で使ったホールドを足で踏むのもOKです。
「足自由」と「足限定」の振り分けはジムによって違います。
例えば【10級〜6級は足自由、5級〜は足限定】とか、【すべての課題のスタート部分に足自由か限定かが表記してある】という感じです。
これについては行ったジムで確認してくださいね!
姿勢のコツ
ボルダリングはただ登ればいいというだけでなく、いかに省エネで登るかということが大きなポイントになってきます。
ではどうすれば省エネにできるのか?
それは「腕」ではなく「脚」で登るということです。
これはどういうことかというと、大きな筋肉を使いましょう!ということです。
腕の筋肉よりも脚の筋肉の方が大きいですよね。
初心者の方はどうしても腕に頼った登りをしがちです。
それではすぐに腕がパンパンになって登れなくなってしまします。
そこで、腕よりも大きな筋肉がついている脚を使えば、腕の疲労を最小限に抑えながら登ることができるというワケです。
体重を腕で支えるのではなく、いかに脚へと分散させるか。これが勝負の分かれ目となります。
体重を脚へ分散させるにはいくつかのコツがあります。
ひとつずつ見ていきましょう。
足の位置
これは初心者の方がやりがちなパターンです。
手と足を結んだ時に長方形になっています。
この状態で次のホールドを取ろうと手を離すと何が起きるか。
それまで4点でバランスをとっていたのに、1点が無くなったことで一気にバランスが崩れて壁から剥がされてしまいます。
残った手と足を結ぶと直角三角形の状態です。
正直、この直角三角形の状態でも左手でおもいっきり耐えれば剥がされずに済みます。
しかし全く省エネではありません。後半で力尽きること必至です。
ここで重要になってくるのが足の位置です。
こちらをご覧ください。
先ほどの長方形のときと手の位置は変わっていません。
足の位置をほんの少し左にずらしただけです。
手と足を結んだ時は平行四辺形になっています。
この状態で右手を離すとどうなるか。
残った左手に対して両足が均等な位置にあるためバランスがとれています。
二等辺三角形の状態です。
これが基本的な姿勢のコツになります。
次の一手を取りに行こうとする前に、残す方の片手を頂点とした二等辺三角形を作ることがコツのひとつです。
足限定課題ではあえてこの形にもっていけないように作ってある課題もあります。
でも大丈夫!そういったときに使える技がいくつもあります!
そこがボルダリングの面白いところでもあるんですよね〜!
そんな時に使える便利な技についてはこちらの記事にまとめておきました。
⇒ボルダリングの技(ムーブ)まとめ!基本のテクニックでステップアップ!
実は残す方の片手を頂点とした二等辺三角形じゃなくてもいい
はい、衝撃ですよね。笑
ついさっき「残す方の片手を頂点とした二等辺三角形がコツです」とか言っていたのに、実はそうじゃなくてもいいだと!!?って思ったあなた。
すみません。笑
段階をふんで説明した方が理解していただきやすいと思って、あえてこういう順序で書かせて頂きました。
二等辺三角形がコツなことに変わりはありません。
しかし、それよりも一歩進んだコツがあります。
こちらをご覧ください。
右足の位置に注目していただきたいのですが、左足よりも高い位置にあると思います。
そのせいで残す方の片手を頂点にした二等辺三角形はくずれています。
しかし、右足を頂点にした二等辺三角形ができていることがわかると思います。
そして右足に重心を移動させることでバランスがとれ、さらにその右足で踏み込むことで右手のホールドを取ることが出来ています。
これが先ほど言った「脚で登る」ということです。
これにより省エネな登りが可能になります。
でも正直、片方の足を頂点にした二等辺三角形をつくることをそこまで意識はしなくてもいいです。
基本的には「次に出したい手と同じ側の足をまず上げる。」と覚えれば大丈夫です!
まとめ
ルールについて
- スタートとゴールは必ず両手
- 決められたコースは「課題」と言う
- 課題には「グレード」や「足自由」「足限定」がある
姿勢のコツ
- 次の一手を取りに行こうとする前に、残す方の片手を頂点とした二等辺三角形を作ること
- 次に出したい手と同じ側の足をまず上げる
以上が基本ルールと姿勢のコツまとめになります。
今回は姿勢のコツについてお伝えしましたが、基礎知識としてホールドの種類や持ち方のコツも知っておけば、さらにクリアできる可能性は上がります。
こちらの記事↓にまとめていますので合わせて読んでおきましょう!