こんにちわ、こんばんは。UGです!
ボルダリングを始めたての人や、やったことのない人が思いがちなことがあります。
それは、「やっぱり身長が高いほうが有利なんじゃ…?」「 わたしは身長が低いからボルダリングには向いていないだろうな〜」というものです。
いやいやちょっと待ってください。
それでもし、身長の低いあなたがボルダリングをしようとしていないのなら、そんなにもったいないことはありません!
とにかくこの記事を読んでみてください。
きっとその足はクライミングジムへと向かうはずです!
身長が高いから有利、低いと向いていない。なんてことはない!
率直に言って、身長は関係ありません。
身長の高い人でも、低い人でも楽しめるようになっています。
それはなぜか。
登るコースは、身長の高い低いに関わらず楽しめるよう綿密に考えて作られる
ボルダリングではあらかじめ登るコースが決められています。
そのコースは身長の高い低いに関わらず楽しめるように作られているんです。
あまり答えになっていませんね。笑
くわしく言うと、そのコースは適当に作られているわけではなく、そのジムのスタッフやら店長、はたまたコース作りの専門家(ルートセッター)が「あーでもない、こーでもない」と考えながらできていってるんです。
そしてそのときに考えることの一つに身長があります。
クライミングジムにはたくさんの人が来ます。
男性女性、若い人から年配の方まで。その中にはもちろん背の高い人もいれば低い人もいますよね。
そういった色々な人たちにできるだけ楽しんでもらえるようにコースを作ります。
コースを作る人が背が高いからといって、自分の身長に合わせたコースを作ってしまうと背の低い人が楽しめなくなってしまいます。
そういうコースは「駄作」と言われたりします。笑
色々な人が楽しめる良いコースの印象としては、「距離のあるパートと狭いパートが混ざったもの」という感じです。
背の高い人がそのコースを登る場合、距離のあるパートは長いリーチを活かして難なくクリアできますが、狭いパートではその大きな体を折りたたんで行かなければならず、なかなかの労力を使うことになります。
逆に背の低い人が同じコースを登る場合は、距離のあるパートは飛びついたり、足の踏み位置を高く上げなければいけなかったりと、背の高い人にはない苦労をしなくてはいけません。
しかし狭いパートでは、体が小さい分折りたたんだりする必要もなく、すんなり行けたりします。
結果的に背の高い人も低い人も、苦労する箇所は違えど、ほぼ同じぐらいの難易度として楽しむことができます。
長所を伸ばすより、短所を補う
これまで、コースを作る人に焦点をあてて書いてきました。
背の高い人に合わせて作った、背の低い人が楽しめないコースは「駄作」とも書きました。
しかし!しかしですよ。
そのコースが駄作になってしまったのはコースを作った人だけの責任ではなく、登れなかったあなたの責任でもあるんです。
なんだったら駄作ではなく、正真正銘真っ向から距離を出させようという意図で作られたコースもあります。
そんなときに背が低いなら低いなりの、距離のあるパートを乗り切る術はいくらでもあります。
先ほどもチラッと書きましたが、「飛びついたり、足の踏み位置を高く上げなければいけなかったり」という部分がそれですね。
身長の問題で、長所を伸ばすか短所を補うかでいうと、圧倒的に「短所を補う」ことに比重を置いた方がいいと考えます。
身長における長所は伸ばさなくても「いけてしまう」からです。
親に感謝です。笑
背が低い人が短所を補うには、「飛びつく能力を上げる」 「股関節を柔らかくして足を高く上げられるようにする」といったことが考えられます。
逆に背の高い人が短所を補うには、「膝関節を柔らかくして体を折りたたみやすくする」だったり「狭い箇所に体をねじ込んでも弾き出されないように体幹を鍛える」というようなことが挙げられます。
まとめ
このように、「身長が高いから有利、低いから向いていない」なんてことはありません。
身長に関係なく一人一人が自分の短所を理解し、補っていくことが大切です。
どんな人でもそれぞれに適した登り方が絶対あります。
そしてそれを探っていくことでそれぞれの楽しみ方ができる。
これがボルダリングの魅力の一つでもあります。
背が低いからと諦めていたあなた!
背が高く狭いなーと感じていたあなた!
あなたにはあなたなりのクライミングがあります。
是非ともそれを探ってみてください。楽しいですよ!!
では、今回も最後まで読んでいただきありがとうございます!